当店では、木材の保護のために油を薄く塗りこむことがあります。
汚れ落としもかねていて、水拭きでは落ちづらい汚れが落ちることもあります。
お掃除後に、見違えるように・・・!というほど変化することはないのですが、
木材そのものがもっている自然な色が少し濃いめに出てきて
濡れたような、水拭きしたてのような状態をしばらくの間キープすることができます。
油といえば手につくとべたべたしちゃうというイメージが湧きますが、
意外とそうでもないんです。
木が油を吸収して翌日にはサラッとした手触りになってるということが多いです。
表面に薄く油の膜を張るようなかんじになるので、材質の保護にも一役買います。
今日は、撮影時に天気が悪くていまいちイケてる顔に映らなかったこちらの蔵戸をお掃除してみました。
こちらがお掃除前です。
こちらがお掃除後です。
いかがでしょうか・・・?
色味に統一感がでて古びた表情がちょっと一新・・・って感じでしょうか?
新材にはない味わいや意匠はそのままに、新しい素材ともすぐに馴染んでしまうような
質感にかわったんじゃないかと思います。
(現物をみていただくとすごく説明しやすいのですが・・・)
もし、古材のお手入れで困っているとか、
以前当店で購入したものをお手入れしたい
などのご要望がございましたらお気軽にご相談くださいね。
油の種類もいろいろ取り揃えてお待ちしています~。