2018年12月に千駄木にオープンした蕎麦人弁慶をご紹介します。
千代田線の千駄木駅で下車し、不忍通り沿いの商店街を歩いて行くと木彫りの看板が目に入ってきます。
純和風の空間を予感させる入り口です。
建具や柱、小窓まで細部に贅沢に古材が使われています。
新しい壁ともよく馴染んでいます。
暖簾をくぐり、店内に入ると立派な梁たちがお出迎え。
振り返って、店内から入り口を見返すと、
当店の千本格子戸が元からそこにあったかのように佇んでいます。
戸を開けると、チャイムの優しい音が鳴るのも素敵です。
そこかしこに当店の柱と梁が使われています。
とてもナチュラルに、さりげなく配されており、それがとても上品でした。
カウンターにも一枚板を使っていただきました。
すべすべでピカピカです。
当店の置き場にあった時の姿から見違えるように変身していました。
机の素材を全て同じに揃えるのでなく、こんな変化球を入れることで、
より素敵な演出になりますね。
このカウンターを貫くのが、、、これがまた当店の柱です。
お客さんの目に入りやすいので、この古材のディテールをいろんな人に楽しんでもらえそうです。
奥にはちょっとした個室も用意されています。格子戸で仕切られていて、
ほっと落ち着ける空間になっています。
飾り棚。ここにも新材には出せない古材の味わい。
お客さんが直接触れないようなところにもこうして古材を使うなんて、
やはり贅沢な空間といって良いでしょう、、、!
お手洗いの戸も当店のものを使っていただきました。
現代の鍵を古い戸に加えるとどうもしっくりいかないのですが、
こちらの戸は上手く工夫されていました。
思わず「目から鱗だよ、、、」と独りごちてしまいました。
注文した美味しい鴨南蛮をじっくり味わっていると、
すでに常連さんのようなお客さんがご入店。
こちらのカウンターで日本酒を愉しみながら、お蕎麦も召し上がっていました。
当店の古材たちは、これから色んなお客さんに出会っていくんだろうなーと
ちょっと嬉しくなる一瞬でした。
上野からもアクセスのいい千駄木にある蕎麦人弁慶さん。
鯨の料理なんかもいただける本格派のお店です。
お店の内装も素敵な設えがいっぱいあります。
お近くにお越しの際は、ぜひ、こちらのお蕎麦召し上がってみてください。
蕎麦人弁慶 千駄木店
https://www.benkei-kyoko.jp
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13229515/dtlmap/
月曜日定休
東京都文京区千駄木2-11-15
03-5832-9233