芝の家東京都港区竣工Oct.2008

 
港区芝にオープンした「昭和の地域力再発見事業」の
拠点としてのコミュニティースペース

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港区と慶應義塾大学とが連携協力して、昭和30年代にあった
温かい人とのつながりを再生しようという「昭和の地域力再発見事業」の拠点として、
その頃のイメージに合わせて改修したスペース。

ALC造の建物の外壁には古材の下見板を張り、
アルミサッシの建具は枠を廻しなおして古いガラス戸に入れ替え。
外からも気軽に立ち寄れるように縁台を制作。

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室内の収納棚。
引き戸式の黒板や、中段のデスクスペースなど、自由度の高い収納になっている。

 

床は無垢の杉材、天井・壁は紙クロス、塗料は全て植物油をベースにしたものや、
柿渋などの自然塗料仕上げ。

 

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元車庫のスペースを、壁を撤去して床を張り作業室に変更。
間仕切りは古いガラス戸で。

 

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玄関スペース。照明も古いペンダントを用いて。

 

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バックヤードの出入口も古い舞良戸に。

 

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昔の民家で使われていた下足入。

 

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玄関には古い照明と、木製のポスト。

 

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外側から見た作業スペース。

 

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入り口の外観。

 

写真は完成直後の何もない状態ですが、
現在は地域でのイベントを始め、昼間はお年寄りの方が、
午後は学校帰りの小学生が自由に出入りして、
ご近所の方の交流する賑やかな場所になっています。

 

 

再利用材:
ガラス戸
板戸
スギの下見板
ちゃぶ台
ランプシェード
郵便箱
靴箱
醤油樽