日差しに恵まれない日が続きますね。
それでも日が落ちる時間は、だんだんと早まっているようで、、、。
外作業に早めに取り掛かかりました。
今日は、柿渋塗装による古材の再出発をレポートします。
こちらは、幅広で少し大きめのガラス戸。
腰板の下に新材で加工し、高さを変えました。
古い素材と新しい素材のパッチワーク。
これはこれで、素敵な姿です。
今回はオーダに合わせ、柿渋を塗装しました。
塗装後にガラスをはめ直しました。
新材との差がほとんど無くなり、新しい姿に。
柿渋の色味と透明なガラスが良く馴染んでいます。
こちらのお品の他にも、柿渋塗装しました。
経年変化による、スレや色落ちがみられる窓。
裏面はしかし、木目の表情が素敵だなぁ、、、。
表に比べると傷んでないのでタイムスリップしたかのよう。
家から外して気づく、魅力、、。
こちらにも柿渋塗装。
左下にあった傷が目立たなくなりました。
色のムラも気にならなくなり、全体的にツヤが出ます。
刷毛で塗装した後に、布で余分な柿渋を落として磨くと、自然とこんな質になるから驚きです。
裏面も合わせて塗装。
木目、渋く仕上がりました。
次は、雨戸です。
赤みがありますね。木目は申し分ない面白さ。
塗装後が楽しみです。
下の方に水が浸みたような跡。雨戸だけに仕方なし、、、か。
状態に合わせて、重ねて塗ったりと調整しながら塗装。
柿渋は、定期的に塗ってあげると防水効果を維持できるといわれています。
頑張れ、雨戸、、、!
統一感のある色味に仕上げました。
柿渋は色味や、明るめ暗めなどの色の調整も可能です。
今回は、濃いめに仕上げた3点をご紹介しました。
霧が出てきたりと安定しない気候ですが、カラカラの乾燥よりは、
柿渋がゆっくりと乾いていくので安心です。
手間と時間をかけながら、生まれ変わった建具たち。
末長くお付き合いいただけたら幸いです。